ただの「神頼み」ではダメ 神様への正しいお願いのしかた

ちょっとひと息コラム

神社へ行ってお願いごとをする、誰もが「神頼み」としてお願いすると思います。でも、お願いの仕方があるんですよ。今回は、そんなお願いのしかたを”アドバイス!”

みか
みか

神社では、お願いする方法があるんだって

境内に入るところから

神社は神聖な場所です。まずは境内に入る時に鳥居にて一礼。本殿までの参道は真ん中を歩いてはいけません。一説によると、真ん中は神様が通る道だとか。

神社に入る前に、手水舎で手を清めます。手水舎の前に立ち、柄杓(はりしゃく)を使って、左手で水をすくい右手に注ぎ、右手で口をすすいでから、左手で水をすくって左手に注ぎ、左手で口をすすぎます。最後に、柄杓を立てて戻します。コロナ禍になり、柄杓がなくなり自動で水が出てくるところもあります。作法よりも安全ですかね。

手水舎を出て鳥居をくぐったら、社殿に向かって進みます。途中に神石や狛犬(こまいぬ)がある場合もあります。狛犬の右側にあるのが雄犬(おんいぬ)、左側にあるのが雌犬(めいぬ)です。ここが犬ではなくオオカミだったり、キツネだったり、神社によって異なっています。

お願いのしかた

社殿に到着したら、正面から社殿に向かって二拍手、一拍手、そのまま手を合わせて祈りを捧げます。これは神様に自分の存在を知らせるための挨拶です。この時に感謝と自分は何者かを伝えます。「いつもありがとうございます。埼玉県▽▽市◇◇からきた、みかです」といった感じですね。そしてお願いごとをするのですが、「神様、どうか〇〇をお願いします」だけではダメだそうです。

「~をお願いします」ではなく、「~しますから、応援してください」というような意味合いです。自分でおこなうのだという決意を示し、それを応援とか見守ってとかをお願いするそうです。ただの神頼みでは、神様もよく思わないようです。そうではなく、自らの決意を示すと応援してあげようという気になってくれるそうです。

お願いの順番については、人によりやり方が異なるようです。例えば、自分のことは最後に伝えるとか。このあたりの細かいことは何が正しのか知りませんので、厳粛な方法を知りたい場合は別途調べてみてください。最後に一礼をして去ります。神社から出る時は、鳥居の前で再度一礼をしましょう。

神社によって異なることも

ちなみに、神社のお参りでは「二礼、二拍手、一礼」が一般的ですが、出雲大社のように「二礼、四拍手、一礼」という作法もあります。出雲大社以外にもあるようですね。このあたりは、その神社の作法に従ったおこなってください。

いずれにしろ、ただ単にお願いするのではなく、自らの決意を表明するようなお参りをしてみてください。神様の前で決意表明ですね。