茨城県ひたちなか市にある酒列磯前神社は、古くから病気平癒や健康長寿、醸造発展、温泉の神として信仰されてきた神社です。読み方は「さかつらいそさきじんじゃ」、読めそうで読めませんね(-_-;)。境内には宝くじがあたるとされる亀石も。金運、美容、健康とは、何とも魅力的な神社を紹介します。
どこにあるの?
東京から「特急ひたち」に乗り勝田で下車。乗車時間は約1時間30分ほどで到着。ここからひたちなか海浜鉄道に乗ります。車両は何とも可愛らしいデザインです。こちらの写真は2021年のものなので、今でもこのデザインかは分かりません。
最寄り駅は磯崎ですが、今回は終点の阿字ヶ浦で下車。改札を出て線路沿いを突き当たりまで進み左折し、しばらく道なりに進むと、左手に海が見えてきます。海を見ながら歩き続けると、酒列磯前神社の大きな鳥居が見えてきます。天気がいいと快適な散歩コースです。
この鳥居から本殿までの参道は、300メートルほどの木立に囲まれた道です。参道には、椿やタブノキなどの古木が並び、荘厳な雰囲気を醸し出しています。冬には、椿の花が咲き誇るそうです。参道を歩くと、磯の清々しい空気を感じることができます。
参道を歩いていくと、途中の左側には海が見える鳥居が現れます。鳥居を通して海が見えるので、皆さん写真を撮ってました。インスタ映えかな?
そしてもう少し進むと、幸運の亀石に出会えます。これは、高額当選された方が大洗磯前神社に奉納したもので、幸運の亀さんとして親しまれています。この石に触ると、金運や幸運が上がると言われており、特に大安日には多くの人が訪れて亀石をなでているのだとか。何とも可愛らしいです。沢山なでなでしておきました。宝くじがあたるかな?
酒列磯前神社とは
酒列磯前神社の創建は、斉衡3年(856年)にさかのぼります。当時、製塩業の者が海に光るものを見たところ、翌日に海辺に二つの奇妙な石が現れました。その石は彩色が派手で、僧侶の姿をしていました。さらに次の日には20あまりの小石が怪石の周りに侍坐するように出現しました。神霊は人に依って「われは大奈母知(おおなもち)・少比古奈命(すくなひこなのみこと)である。昔、この国を造り終えて、東の海に去ったが、今人々を救うために再び帰ってきた」と託宣しました。これが酒列磯前神社と大洗磯前神社の始まりです。酒列磯前神社では少彦名命を主祭神とし、大名持命(大己貴命)を配祀神としています。
どんな悩みを解決してくれるの?
酒列磯前神社では、少彦名命を七福神のえびす、大名持命を大黒天とも見なしています。そのため、商売繁盛や金運アップのご利益があると言われています。特に宝くじ開運祈願は有名で、高額当選者が多数出ているそうです 。また、少彦名命は医学や薬草の知識に長けていたとされるので、病気平癒や健康長寿のご利益もあります。さらに、醸造発展や温泉の神としても信仰されているので、美容や美味しいものを楽しむこともできます。
金運、健康と美容、そして温泉と美味しいお酒とは凄い!「温泉に浸かってきれいに、そして健康になり、おいしいお酒を堪能すると、金運にも恵まれる?」という感じでしょうか。何だか女性にうれしいご利益が多いですね。
周辺にはたくさんのスポットがあります
周辺にはいろいろなスポットがあります。1日で全てを廻ることはできないです。車での移動が便利ですが、バスなども使えば廻ることは可能です。でも小さい子供がいる場合は、少ししんどいかも知れません。その場合は、車をお勧めします。
国営ひたち海浜公園
酒列磯前神社から車で約10分のところにある国営公園です。四季を通して季節の花の絶景を観賞できます。特に4月から5月にかけてのネモフィラ・9月から10月にかけての紅葉コキアの美しさは圧巻で、毎年多くの観光客で賑わっています。公園内には遊具やアトラクション、レストランなどもあり、家族連れやカップルにもおすすめです。サイクリング専用コースがあるので、自転車で廻るのが楽しそう。
ちょうどネモフィラが満開の時に行ってみました。ネモフィラと菜の花のコントラストが、何ともいい眺めでした。ただし、人もすごかったですけどね。公園は広大なので多くの人がいても大丈夫なのですが、ネモフィラの丘は一方通行で並んで歩いていきます。途中で止まるときは、周りに迷惑がかからないようにしましょう。
那珂湊おさかな市場
酒列磯前神社から車で約15分のところにある魚市場です。ひたち海浜鉄道で行く場合は、那珂湊で下車して徒歩15分ほど。新鮮な魚介・加工品が買え、また海鮮丼やお寿司も味わえます。リーズナブルな価格も魅力的です。市場内には「まぐろ解体ショー」や「まぐろ切り落とし」などのイベントも開催されているようです。車で買い出しに来る方が多く、特に土日は駐車場待ちの渋滞ができることもあります。ご注意ください。
詳しくは、那珂湊おさかな市場のHPをご覧ください。
阿字ヶ浦海岸のグルメと温泉
酒列磯前神社から徒歩約15分のところにある海岸です。約1.2キロメートルの弧を描く美しい景観が楽しめます。夏には海水浴場としても賑わいます。海岸沿いには遊歩道やベンチ、芝生広場などが整備されており、散策やピクニックにも最適です。海岸から見える夕日は絶景だとのこと。新鮮な海の幸を使った磯料理を味わえるお店もあります。特におすすめは、地元で水揚げされた一口アワビの刺身や焼き物です。旬の魚介類を盛り合わせた海鮮丼も人気のようです。
阿字ヶ浦温泉のぞみという日帰り温泉施設もあります。ひたち海浜公園で遊び、酒列磯前神社でお参りし、温泉に浸かってリラックスすれば心身ともにリフレッシュ!
ひたちなか海浜鉄道
JR勝田駅からひたちなか市内を走り、国営ひたち海浜公園や那珂湊おさかな市場などの観光スポットにアクセスできます。車内からは海や山、田園風景などを眺めることができます。特に春には桜並木が美しく、秋には紅葉が見事らしいです。四季ごとに行きたいですね。
終点の阿字ヶ浦駅には、昔の車両が展示されていました。電車好きにはたまらないかもしれません。駅には券売機があります。小さな待合室もありました。ネモフィラの季節は、阿字ヶ浦駅から国営ひたち公園まで連絡バスが出ています。
大洗磯前神社
酒列磯前神社と対岸にある神社です。大己貴命(大名持命)を主祭神とし、少彦名命を配祀神としています。酒列磯前神社と同じく平安時代に創建されたと伝えられています。境内には「神磯」と呼ばれる岩礁があり、その上に立つ鳥居は神磯鳥居と呼ばれ、大洗町のシンボルとなっています。この鳥居から見る日の出は絶景で、多くの写真家が訪れます。この神社は、福徳円満・家内安全・良縁成就などのご利益があるとされています。こちらの神社については、別のブログ記事を参考にしてください。
(そのうち公開予定)
酒列磯前神社に関するその他詳しいことは、公式HPをご覧ください。
茨城県の酒列磯前神社とその周辺の情報をご紹介しました。歴史と自然に溢れたこの神社は、女性にも嬉しいご利益があります。また、周辺には美味しいグルメや楽しい観光スポットも多くあります。家族連れ、カップル、女性同士でも楽しそう。もちろん、おひとりさまでも大丈夫。ぜひ一度訪れてみてください。
神社名 | 酒列磯前神社(さかつらいそさきじんじゃ) |
住所及びアクセス | ひたちなか市磯崎町4607-2 ひたちなか海浜鉄道 磯崎駅下車徒歩10分 |
こんな願いのある人におすすめ | 金運アップ(宝くじ当選)、商売繁盛、病気平癒、健康長寿、美容、 醸造発展、温泉の神 |
神社好きなら、大洗磯前神社とセットで行くのがおすすめ
健康には上質の睡眠が大事。神頼みとともに、良い睡眠ができる環境もつくりましょう!