”みなあたる” 皆中(かいちゅう)稲荷神社

ご利益・パワーが魅力的な神社

JR新大久保駅の改札を出て、左に通り沿いに歩くと1分ほどで到着します。とてもこじんまりとした神社ですが、何と「あたる」神社だそうでその魅力についてお伝えします。

皆中稲荷神社とは

皆中稲荷神社(かいちゅういなりじんじゃ)は、東京都新宿区百人町にある神社です。主祭神は、倉稲之魂之大神(うかのみたまのおおかみ)、他に伊邪那岐之大神(いざなきのみこと) / 伊邪那美之大神(いざなみのみこと) / 諏訪大神(すわのおおかみ)・日本武命(やまとたけるのみこと)を祀っています。天文2年(1533年)に武蔵国に鎮座したと伝えられています。

徳川幕府が「鉄炮組百人隊」を現在の新宿区百人町に駐屯させ、また町名も百人町と名づけられました。射撃の研究には熱心でしたが、思うようにあたることが出来ないでいたところ、ある時稲荷様が夢枕に立たれ霊符を示されました。その霊符を持って射撃を試みたところ、百発百中で当たったという逸話から、「みなあたる」、「よくあたる」神様、皆中稲荷神社(かいちゅういなりじんじゃ)になりました。最近ではギャンブルの神様としても親しまれているようです。「みなあたる」「よくあたる」がご利益なので、特に宝くじや商売繁盛、ギャンブルなどの「あたる」ことや、受験突破など勝負運にもご利益があるとのこと。

鳥居をくぐると左側摂末社があります。開運稲荷神社、御嶽神社、三峯神社、厄除稲荷神社です。

ちなみに、弓道で4本全てを的中することを「皆中」といいます。

鉄砲百人隊とは

徳川家康が江戸に入府した際、江戸西域を警備するために鉄砲同心100人を配備。彼らを現在の百人町に住まわせたのが、「百人町」の町名の由来だそうです。この鉄炮組百人隊は、新宿区登録無形民俗文化財に指定されており、9月の秋季例大祭前後の土曜か日曜日に、鉄炮組百人隊行列がおこなわれるそうです。

狛犬と狛狐

鳥居をくぐって進むと、狛狐が出迎えてくれます。何とも凛々しいお顔立ちで、右側の「阿」にあたるほうは鞠?を押さえています。左側の「吽」にあたる方は小狐を守っているように見えます。その先の左側に拝殿があるのですが、こちらには狛犬がおられます。こちらも鞠と小犬(獅子?)を抱えています。これには不思議な言い伝えがあるようです。

この狛犬と狛狐は、元々は別の場所にあったものである日突然入れ替わっていたというのです。狛犬は、江戸時代に建てられた本殿の前にあったもので、狛狐は明治時代に建てられた稲荷社の前にあったものです。しかし、ある朝、神社の宮司が見ると、狛犬と狛狐が入れ替わっていました。どうやって移動したのか分からず、不思議に思った宮司は、元の場所に戻そうとしましたが、重すぎて動かせませんでした。その後、宮司は夢枕に稲荷様が現れて、「このままにしておけ」と言われたそうです。それ以来、皆中稲荷神社では、狛犬と狛狐を入れ替わったままにしています。

この話は、皆中稲荷神社が稲荷信仰と犬信仰の両方を持つ珍しい神社であることを示しています。こんな話があったとか、なかったとか・・・・。

新宿から一駅にありながら、神社の奥に入るととても静かで落ち着く空間です。「あたる」にご利益があるからか、多くの方が参拝に訪れていました。何かに「あたり」たいという方は是非行ってみてください。素敵な男性に”あたる”とか( ´艸`)。

神社名皆中(かいちゅう)稲荷神社                
住所及びアクセス東京都新宿区百人町1丁目11−16 
JR山手線 新大久保駅から徒歩1分 
こんな願いのある人におすすめ 何かに「あたり」たい人、宝くじ、金運、ギャンブル、仕事、
恋愛、商売繁盛、勝負運、受験突破、など
みか
みか

自分の考えや行動が良い方へ「あたる」ようお願いしました!