荒々しい妙義山のふもとにある妙義神社。しだれ桜が満開になる頃には絶景スポットになります。近くには国の重要文化財の富岡製糸場も。見どころ満載ですね。
妙義神社とは？
妙義神社の創建は宣化天皇2年（537年）、ご祭神は日本武尊 （やまとたけるのみこと）、豊受大神 （とようけのおおかみ）、 菅原道真公 （すがわらのみちざねこう）、権大納言長親卿 （ごんだいなごんながちかきょう） です。妙義山の東麓に鎮座し、妙義山信仰の中心となっている神社で、国の重要文化財に指定されています。本殿の様式は権現造といい、本殿と拝殿の2棟を一体化し、間に「石の間（いしのま）」と呼ばれる一段低い建物を設けているのが特徴です。歴史的建造物としても価値が高く、拝殿や本殿、楼門などの建物は国の重要文化財に指定されています。その美しい建築様式や豊かな文化遺産は、多くの人々から愛されているとのこと。
近くの「道の駅みょうぎ」に車を停めて、そこから坂を上りそのあとは長い階段。春になると途中のしだれ桜が見事です。ご利益は、出世運・上昇運、生命力・統率力アップ、チャンスを与えるといった事のようですよ。
桜がきれい
「道の駅みょうぎ」の駐車場の東側から土手にかけては、河津桜が植えられています。また、妙義山の山頂にある「天狗の森」から妙義神社の境内にいたるまで、約400本のソメイヨシノが植えられています。桜の季節には多くの人々が花見や散歩などで楽しんでいますよ。この写真は数年前のものですが、当時もたくさんの方が思い思いの写真を撮っていました。
妙義山からのパワー？
妙義山はギザギザに尖った形が特徴的です。日本三大奇勝のひとつだそうです。妙義神社はこの妙義山の上昇の”気”を受けているので、上昇運・生命力をもたらすパワースポットとなっています。精神力を鍛えたり、人を統率する立場の方はお参りするといいとようです。ゴツゴツとした荒々しい山なので、どちらかというと男性的かもしれませんね。でも女性にもお勧めですよ。女性のパワーをもっと世界に拡げましょう、なんてね。
御朱印
御朱印です。かっこいいけど、妙義山という印がないとどこか分からないかも(-_-;)。
ここだけは押さえておこう
「道の駅みょうぎ」には、物産直売所があります。朝採り野菜や果物を豊富に取り揃えており、このあたりでは下仁田ネギが有名です。他にも季節の花や、珍しいタラの芽、うど、椎茸、下仁田ネギの苗、地酒などもあるそうです。車で行けば荷物にも困りませんね。
妙義神社から東へ行くと、世界遺産に登録された富岡製糸場があります。富岡製糸場とは、明治維新後富国強兵を目指した政府が、外貨獲得のため生糸の品質改善・生産向上を急ぎ、まずは洋式の繰糸器械を備えた官営の模範工場をつくることを決めました。この模範工場として官営模範器械製糸場（富岡製糸場）が設立されたそうです。詳しくは、富岡製糸場のＨＰをご覧ください。現在は、富岡製糸場の歴史や文化財としての価値を伝え、貴重な遺産として後世へ残すことの意義を理解してもらうことを目的として一般公開されています。この敷地にも桜が多く植えられています。とてもきれいですよ。
アクセスとその周辺
車で行くのがよいです。「道の駅みょうぎ」に車を停めることができます。でもシーズンになると混みます。東京方面から行くときは、上信越道の松井田妙義ＩＣが近いです。
ちなみに、軽井沢方面へ向かうと横川に出ます。横川にある荻野屋の釜めしは有名ですよね。昔は横川駅で機関車を連結する時間に、釜めしのお弁当を売っていたそうです。昭和の時代です。見て見たかったな。
また「碓氷峠鉄道文化むら」もあります。子供連れには楽しい所です。さらに横川から碓氷第三橋梁（通称めがね橋）まで、アプトの道という遊歩道が整備されています。この橋は煉瓦造りで、国重要文化財に指定されています。このめがね橋から北側を見ると旧信越線の鉄橋が見えます。アプトの道が一番古い線、そしてその後開通したのが旧信越線です。こちらも廃止されていますが、今にも電車がやってきそうな雰囲気に心躍らされます（鉄子かな？）。なおこのあたりは猿が出没します。あまり近づかないように。危ないですから。アプトの道は、そのあと熊ノ平駅跡まで行くことができます。廃止された線路や駅が残っています。
妙義神社とその周辺は、見どころ遊び処がたくさんあります。家族連れ、女子旅、おひとりさまでも十分楽しめますよ。桜の季節はとくにいいですね。
| 神社名 | 妙義神社 |
| 住所 | 群馬県富岡市妙義町妙義６ |
| こんな願いのある人におすすめ | 出世運、上昇運、生命力・統率力アップ |
おすすめです！
